「初めて声楽の発表会へ参加することにしたけれどどんな衣装を着たらいいのかな」「必要なものって何だろう」
声楽の発表会ってどんな衣装を着たらいいか悩みますよね。初めてならなおさらです。
この記事では声楽発表会やステージに立つ際に最低限必要なものと、衣装の選び方をご紹介します。
私は声楽歴25年で持っているドレスは8着、演奏用ワンピースは5着と多くはありませんが、使い勝手の良いもの選んでアレンジしながら長く大切に使っています。衣装選びの参考になればうれしいです！
最低限必要な衣装は2つ
この2つがあればひとまずOKです。
- ドレスもしくはワンピース
- 靴
まずは教室の先生や参加する生徒さんに会の雰囲気やどういったものを着たらよいか聞いたり相談してみましょう。発表会の規模によってはきれいめなワンピースがいい場合もあります。TPOが大切です。
衣装の選び方
衣装の選び方のポイントを詳しく見ていきましょう！
一着目のドレス選びのポイント
普段着ている洋服も使い勝手が良いものってありますよね。形がシンプルとか、色が何にでも合うとか。一着目のドレスは長く着まわせる条件を基準に選びましょう。
- 自分の体形に合う形のドレス
- 無地のシンプルなデザイン
- ドレス丈が床まであること（靴が見えない丈）
- どんな曲にも合う色（ブルー系、グリーン系など）
- 袖やストラップの有無はお好みで
- パニエなしでもOKなドレス
まずはあなたの舞台姿が魅力的に見える形のドレスを選びましょう。たくさん試着をして自分に似合う形を見つけるとベストです！試着が難しければ骨格診断などを参考にしてもいいですね。
一着目は無地のシンプルなデザインがいいです。柄物のドレスは華やかで見栄えもしますが人の記憶にも残りやすく「あの人またあのドレス着てる」となりかねません。その点シンプルなドレスはアクセサリーや小物でアレンジができますし、いい意味で主張が少ないので音楽の邪魔をせずお客様も演奏を聴くことに集中できます。シンプルイズベストです。
ドレス丈は床まである靴の見えない丈がおすすめです。モストフォーマル（正礼装）の丈です。スカート丈には礼儀作法上の意味合いと、演奏や演技ではスカート丈が役柄を表現する意味合いがあります。このような点から一着目のドレスは靴が見えない丈をおすすめします。
ブルー系とグリーン系は明るい曲にも悲しい曲も合い、季節を問わず使える万能な色だと思います。また年代を問わず着やすい色なため長く着られるのではないでしょうか。個人的におすすめしたいドレスの色はネイビーです。きちんとしていながら黒よりも軽さがありつつ、しっとりした色が緊張を沈め冷静に演奏できる感覚があります。
袖やストラップの有無は好みです。もしショールやボレロなどと組み合わせる可能性があればその点を考慮しましょう。
スカートの形を整えボリュームを出すことのできるパニエがなくても着られるドレスは、それだけで着られることが利点ですし持ち運びもしやすいです。
ステージ靴は歩きやすく歌いやすいものを
靴はステージ上を歩きやすく、歌いやすいものを選びましょう。
- 色はシルバー
- ストラップがある
- ヒールの高さがあるもの
- 歩くときにコツコツ音がしない
シルバーの靴は何色のドレスにも合います。歩く時に足元から見えるのも素敵です。
ストラップつきは何といっても歩きやすいです！ドレスの丈が長いので転ばないよう、安定感あるストラップつきをおすすめします。
ヒールの高さは多少ある方がドレスを着た時に立ち姿が美しく見えます。私は高さが5.5cmのものを履いています。ドレス丈もそれに合わせて補正しています。歌う姿勢にも関係するので自分が歌いやすい高さのものを選んでください。
そして意外と気になるのがステージを出入りする際の靴の音です。ヒールに高さのあるものは特に音が響きます。靴の裏にスウェードなどが貼ってあるものは歩く時の音がしにくく足裏の感覚もほどよくソフトで心地よいです。
他に必要なものはある？
ドレスと靴があればまずはOK！あればいいなというものはこちら。
アクセサリー
耳元を飾るピアスやイヤリングは顔周りを華やかに演出してくれます。胸元にスペースがあればネックレスで色や輝きを足してあげましょう。歌うときに首回りにストレスを感じないデザインがいいです。
ショール
ドレスによっては共布でショールがついてくることもあります。首に巻く、胸元に結ぶ、肩に羽織る…ショールは使い勝手が良いです。ドレスの印象を変えるだけでなく、肌の露出を調整したい時に便利です。
ボレロ
ボレロもドレスの印象を変えるのに役立ちます。おしゃれの観点でなく、曲や演奏上の都合で肌の露出が少ないことが好ましい場面もあります。宗教曲を歌う機会などに重宝します。
【番外編】当日あると安心なもの
当日はどんなハプニングがあるかわかりません。念のため持っていると安心なものです。
- 安全ピン
- 両面テープ
ドレスのファスナーが壊れたり、気づかないうちにドレスのサイズが合わなくなってしまった時など、簡易的ですが安全ピンで止めてなんとかできる場合があります。携帯用の裁縫道具があるともっと安心です。
両面テープはドレスと胸元に隙間が空いてしまうのを防止できます。お辞儀などのふとした時に失礼や恥ずかしいことがないように用意しておきましょう。
落ち着いて本番を迎えられる一着を選ぼう
今回は「初めての声楽発表会の衣装選びのポイント」についてご紹介しました。なにはともあれ、あなたが安心感を持って演奏に臨めることが一番大切です。発表会まで時間のゆとりをもって楽しみながら衣装を探してくださいね。
今後は「演奏する時のおすすめヘアスタイル」「ステージ映えするメイク」などもご紹介したいと思っています！
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