「声楽をやってみたいけど何か必要なものってあるのかな?」
声楽や歌は、楽器を習うのとは違ってあなたの身一つあればすぐに始められます!が、習うからには必要なものはいくつかあります。
声楽歴25年の私が練習する時に必要なもの・あると便利で上達につながるものをご紹介します!
必要なもの
楽譜
楽譜は必要です。どうしてでしょう?理由は3つです。
- あなたと先生(やピアニスト)の地図だから
- 作曲者の意図、楽曲の内容が書いてあるから
- 楽譜を購入することでしかるべきところへ対価が還元されるから
レッスンをするためにはその場にいる人が共通の認識をもって行われることが望ましいです。「何ページ目、何段目、何小節から」や「〇〇という歌詞のところから」などの指示で進められます。声楽を習うことになったらレッスンで使う楽譜を先生に確認しましょう。楽譜はいろいろな出版社から出ており同じ曲でも記載方法が異なります。また、あなたの声の高さによって高声用、中声用、低声用と使用楽譜が変わりますから、先生に聞いてから楽譜を購入しましょう。
楽譜には作曲者の思いがすべて書いてあるといっても過言ではありません。音符だけでなくさまざまな指示が書いてあります。曲の解説が載っている楽譜もあります。それらを読み取ったあなたの歌声と感性、表現で生まれるものが唯一無二の音楽です。楽譜を所持することは、作曲者や作詞者の作品に触れるための手段となります。
楽譜は著作物です。作曲家や作詞者をはじめ出版に携わるたくさんの人の作品です。そこへきちんと対価が生まれるように購入することが、音楽活動を行う人間としての誠意ではないでしょうか。気持ちよく音楽と向き合うためにも楽譜の購入をおすすめします。
飲み物、水分
え…そういうことじゃなくて…という感じでしょうか?いえいえ、必要なものに私は挙げさせていただきます!練習に夢中になってくると意外と摂り忘れてしまいませんか、水分。普段のおしゃべりよりも活発に口と鼻から呼吸をしていますから乾燥は喉の大敵です。声楽の長時間練習は声帯疲労にもつながってしまいます。飲み物を傍らに置いて休み休み歌いましょう。ちなみに私はお水とコーヒーが練習の相棒です♪
あると便利なもの
ここからは自宅練習の時にあると便利なものを紹介します。スタジオや文化会館、公民館で練習する時は備品だったりオプションで付けることもできるので、まずは試しに使ってみるのもおすすめです。
譜面台
声楽は歌う時の姿勢と身体の使い方が重要です。楽譜を手で持ちながら歌うとどうしても片手をあげた状態になってしまいますね。これがすでに不自然な姿勢となり呼吸や筋肉に影響します。ぜひ譜面台を使って、両手が自由な状態で身体の状態に集中できるようにしましょう。
鏡、姿見
あなたの表情や姿勢を確認できる鏡や姿見があるといいです。無意識のクセ、やってるつもりだったけどしているようには見えなかった(していなかった、できてなかった)、無理をして変な顔になっていないか…など客観的に自分を見ることができます。手鏡などをレッスン時に持っていくのもいいです。
メトロノーム
正確に速度を示してくれる装置メトロノームは曲のテンポを確認したり音階練習などテクニック練習をする際に役立ちます。昔ながらのカチコチ振り子があるタイプは視覚的にも速度を体感できます。器楽の人がよく使用している携帯用のチューニング機能の付いたメトロノームは音の高さも確認できます。また今はスマートフォンのアプリでもいろいろな種類のメトロノームがありますので試しに使ってみるのもいいと思います。
スマートフォン
いつも携帯しているスマートフォンは声楽の練習時、自分を客観視するのにとても役立ちます。
- 録音機能
- 録画機能
最初からインストールされているアプリで十分です。練習に活用しましょう。
ピアノは必要か?
ピアノに限らず鍵盤楽器はあった方がいいです、必要です。
練習のためには歌のメロディの音取りをします。自分で手を動かして鍵盤を弾く、目で見て音の幅を実感するということは、あなたの中に音程や音感を養うためにとても重要な作業です。楽譜を読むことに慣れていない方にはおっくうかもしれませんが、これは歌が上達する近道です。スラスラ弾ける必要は全くありません。一部分だけでいいのです。
- 出だしの音を弾く
- 歌いにくい音程を弾いて確認する
歌のメロディが身体になじんだら、伴奏パートをつま弾いてみると音楽をより立体的に感じられます。左手の一番低い音(ベースライン)をなぞると音楽の土台を知ることができて安心して歌えます。
YouTubeや音楽サブスクにはお手本になる音源や動画がたくさんあるので手軽に片手間でも音を覚えることはできますが、最初の音取りや譜読みのためには補助的に使うことをおすすめします。表現の幅を広げるためには大いに役立ちますのでその場合には積極的にたくさん触れていきましょう。
音取りや譜読みは慣れるまでは大変かもしれませんが、時間をかけてひとつずつ丁寧に楽譜と向き合うことが上達への近道です。
まとめ
声楽の練習に必要なものをいくつかご紹介しました。
とはいえ、歌は身一つから気軽に始めて楽しめるのが本当に素晴らしいと思っています!あなたの練習がより快適に、そして歌の上達に役立てていただけたらうれしいです。
今回はおおまかにご紹介しましたが、また詳しくグッズ紹介していきたいなと思っています!
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